現在わが国には約7万の寺院があり、「○○寺」、「○○院」、あるいは「○○山」と呼ばれている
例えば観音様で有名な東京、浅草の浅草寺は「寺」、京都の知恩院は「院」、千葉・成田の成田山は「山」である
浅草寺は正式には「金竜山伝法院浅草寺」、知恩院は「華頂山知恩教院大谷寺」、成田山は「成田山明王院神護新勝寺」という
このように寺院のほとんどは「○○山○○院××寺」という正式名を持っている
だが、それでは長ったらしくて呼びづらいので、その一部をとって通称名としたために、お寺によっては「寺」とか「院」「山」といった呼び方をするようになった
お寺の性格や格式の違いからきているわけではない
なお、「○○山」という名がついているのは、もともと中国では寺院は山の中に建てられ、その所在地の山名をつけるようになったものである
お寺の正面の門のことを「山門」と呼ぶのもそこからきている